ウェット・ワックスの選び方

ウェットスーツの選び方

ウェットスーツは外気温と水温に応じて選びます。ウェットスーツのタイプ別に適した水温を紹介しますが、当然個人差がある他、真夏でも風向きによって急激な水温低下を起こす場合もありますので、その日の水温をチェックをするか、何種類かウェットスーツを持って行き、ポイントの状況に合わせて選んでください。

フルスーツ

フルスーツには下半身5mm/上半身3mmのセミドライ(以下同じ意味合いで表記します)、3/2フルスーツ、3/3フルスーツがあります。
5/3セミドライは防水ファスナー、保温の裏地などがついた真冬仕様のウェットスーツで、水温12℃以下を目安に着用します。
水温11℃を下回った場合は、ブーツやグローブといったアクセサリーも必要となります。
3/3もしくは3/2フルスーツは水温12℃-15℃で着用します。

長袖スプリング・シーガル

長袖スプリングとシーガルスーツの適正水温は15℃-18℃です。
外気が冷たく感じる(風が冷たい)時は長袖スプリング、外気が暖かい場合はシーガルスーツを着用します。

ロングジョン

ロングジョンの適正水温は18℃-20℃です。
肩のパーツが無いので動きやすく、クラシックな雰囲気がロングボーダーに人気のタイプです。
また長袖ジャケットとの併用により、3/2フルスーツと同様の使い方もできます。

ショートジョン・長袖ジャケット

ショートジョンと長袖ジャケットの適正水温は20℃-23℃です。
肩のパーツが無いので動きやすく、クラシックな雰囲気がロングボーダーに人気のタイプです。
長袖ジャケットは前ファスナータイプとプルオーバーで背中ファスナータイプがあります。

ベスト

ベストの適正水温は23℃~です。
トランクス1枚ではちょっと寒い時や、胸が擦れて痛くなるのを防止する時にも着用します。
ベストは前ファスナータイプとプルオーバーで背中ファスナータイプがあります。

他にも半袖、半ズボンタイプのスプリング、半袖ジャケット、ラッシュガードなどありますが、基本的には上記のタイプに当てはめて考えていただければ見当がつくと思います。
各地の水温に関しては、日本海洋データセンター(JODC)で確認できます。

ワックスの選び方

ワックスには様々な種類が出ていますが、現在最も世界中のサーファーに使われているSEX WAXのクイックハンプスシリーズを例にワックスの選び方を説明します。

セックスワックスのクイックハンプスシリーズは、1X(柔らかい)-6X(硬い)まで6種類の硬さに分かれています。

極寒冷・・・水温10℃以下の時には1Xを使います。
・・・水温10℃-16℃の時には1Xもしくは2Xを使います。
春・秋・・・水温14℃-20℃の時には2Xもしくは3Xを使います。
・・・水温19℃-24℃の時には3Xもしくは4Xを使います。
真夏・・・水温24℃以上の時には5Xもしくは6Xを使います。

ワックスを塗る目的は
柔らかいワックスでベタベタさせてグリップを良くする事
硬い凹凸を作って滑りにくくする
ことの2点です。

つまり下地に硬いワックスを塗って硬い凹凸を作っておき、海に入る前に柔らかいワックスを凹凸の上に塗り、ベタベタさせてグリップを持たせます。
ワックスメーカーによってはベースコートと呼ばれるタイプを用意している場合もありますが、硬い凹凸を作る理由はワックスの効き目を長持ちさせる為だけなので、特に塗らなくても問題ありません。
硬い凹凸を作る目的で言えば、セックスワックスの場合6Xを下地に塗っておき、海に入る前に水温に適合したトップコートを塗って入れば良いわけです。

そして水温に応じてワックスの硬さを変える訳ですから、水温が変わる時期には一度ワックスを落として新たに塗り替えます。

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