サーフィン・ロングボードとは?
サーフィンとは、簡単に言えばサーフボードと呼ばれる板に寝そべり、パドル(手で水を漕ぐ)の推進力のみで後ろから来る波を捕らえる。
そして捕らえた波によって押された板の上に立ち、波の斜面を滑走すること。
サーフィンの源流はハワイの先住民、あるいはタヒチに住むポリネシア人が始めたという説がありますがサーフィンがスポーツとして世に知れ渡るようになったのは、ハワイのデューク・カハナモクによる功績と言われています。
サーフィンはサーフボードのみを使い波に乗るわけですから、当然、サーフボードの性能によって、そのパフォーマンスは大きく異なります。
一概にサーフィンと言ってもサーフボードに関してはサーフィンの進化とともにボードの長さや、デザイン材質に至るまで本当に多種・多様なボードが存在しており全てを説明することは出来ません。
ここでは、初めてサーフィンをやってみたいという初心者の人でもわかり易いように、大きくボードの長さを3つに分けてみます。
長さ別サーフボードの種類
ショートボード(~~6’6″まで) ファンボード(6’7″~8’11″まで) ロングボード(9’00″~)
サーフボードの回転性は長さに比例するので、回転性を求めるなら
ショート>ファン>ロング
となりますが、安定感、波に乗ることの簡単さは浮力に比例するので「ボードの上に立つ」ことを優先すると
ロング>ファン>ショート
になります。
またサーフィンを一連の流れで見たとき
ボードに寝そべって漕ぐ
↓
波に押されてボードが滑り出す
↓
ボードの上に立つ
↓
ボードを操作して長く乗り続ける(スピードを出す)
↓
ボードをコントロールしてアクションをする
という流れになるので、まずはボードの上に立つまでが簡単にできることは重要です。
個人的には「とにかく波に乗る」ことを優先したほうが、サーフィンの楽しさを早く知ることができるという意味でも「浮力があって、簡単に波に乗れるロングボード」から始めることをお勧めします。
その後、動かしたければ板を短くすれば良いのではないでしょうか。
最初に説明したとおり、サーフボードの長さ、形状、材質は多種多様なので、全てのボードについて詳しく説明することは不可能です。その為、このサイトではロングボードに絞って説明を進めていきたいと思いますので、予めご了承くださいませ。
ロングボードの名称
これからサーフィンについて話す上で、まずは最低限知っておきたいロングボードの各パーツ名称です。
- ノーズ・・・サーフボードの先端部
- テール・・・サーフボードの最下部
- デッキ・・・サーフボードの表面
- ボトム・・・サーフボードの裏面
- レール・・・サーフボード外側の縁
- ノーズロッカー・・・ノーズ部の反り
- テールロッカー・・・テール部の反り
- ストリンガー・・・通常ボードの中心に入っている木材
- フィンボックス・・・センターフィンをはめるボックス
- スタビライザー・・・センターに対して小さいサイドフィンの事。センターとサイドが同じ大きさのフィンがつく場合「トライフィン」と呼び、センターに対して小さいサイズのサイドフィンを「スタビライザー」と呼ぶ。固定の場合と、取り外し可能な物と両方ある。
ロングボードの名称を理解したら、次はロングボードの形状を知る必要があります。
何度も言ってますが、サーフボードの形状は本当に沢山あるんです。細かい形状の違いによって、サーフィンのパフォーマンスは大きく変わってきますが、ここでは簡単にロングボードのタイプを3つに分けて、その形状と性能の違いを説明します。
パフォーマンス系ロングボードとは
オールラウンド系ロングボードとは
クラシック系ロングボードとは
ボードの名称、ボード形状と形状の違いによる特徴を理解すれば、自分がどんなサーフィンをしたいかによって、選ぶボードが違う事は理解できると思います。そして、適正なボードを使う事がサーフィン上達の近道になるのは勿論のこと、サーフィンを益々楽しいものにしてくれるのは間違いありません。